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骨董品・古道具の写真撮影ガイド
査定・販売・記録に使える撮り方

骨董品の写真は「印象」を左右する最初の接点です。同じ品物でも、光の当て方・背景・アングルで査定額が変わることがあり、ネットオークションでは出品写真の質が落札価格に直結します。スマートフォンで撮る場合でも、基本を押さえれば格段に見栄えが良くなります。

1. 撮影の基本セットアップ

1
自然光を使う
北向きの窓際が理想。直射日光は強すぎる反射を生むため、薄いカーテンやトレーシングペーパーで光を拡散させる。曇りの日は最高の撮影日和
2
背景を整える
白・グレー・黒・麻布のいずれかを使う。品物の色に応じて対比が出るものを選ぶ。柄物・木目は品物の形を埋没させる
3
三脚またはスタンドを使う
手ブレは最大の敵。スマホを固定するだけで解像度が大幅に上がる。100均のスマホスタンドで十分
4
複数アングルを撮る
全体・正面・側面・裏面(底面)・銘・傷・付属品(箱・鑑定書)の順に撮影。6〜10枚が基本
5
スケール(サイズ感)を入れる
定規・コインなどをフレームの隅に置くと実際の大きさが伝わる。特に小さな根付・帯留めなど小物は必須

2. 素材別撮影テクニック

素材最大の課題対策
陶磁器・焼き物釉薬の光沢が飛んで白くなる(ハレーション)光を斜め45°から当てる。直接光を避けて反射板で補光
金属(銅・鉄・銀)映り込みで形が見えない拡散光を使い反射を最小化。白いペーパー背景で映り込みを統一
漆器黒い表面に光が反射して蒔絵が見えない低角度の横光をソフトボックスで拡散。蒔絵の描写に特化した角度を探す
絵画・掛軸照明の反射で絵が見えない室内を暗くして一方向から照明を当てる偏光法が有効
木製品・家具木目が飛んで素材感が伝わらない斜め光で木目を立てる。脚・接合部・裏側も必ず撮影
繊維・着物・帯光沢糸が白飛びする曇天の自然光が最適。黒背景で柄を浮かせる

3. 傷・修復箇所の撮り方

査定や売却で最も重要な情報が「状態の正直な開示」です。傷・欠け・修復(金継ぎ・漆継ぎ)は隠さず撮影することで、後のトラブルを防ぎ、むしろ誠実な出品として信頼を生みます。

傷の撮影テクニック

4. 銘・款の撮り方

陶磁器の銘(款)や刀剣の銘・根付の作家銘など、価値に直結する文字情報は鮮明に撮ることが必須です。

💡 コツ:小さな銘を撮るときは、スマホのカメラを最大限近づけて「接写モード(マクロ)」を使う。ピントが合いにくい場合は少し距離を取ってデジタルズームを避け、後でトリミングする方が解像度が保てます。

5. 査定依頼に送る写真の構成

DEEP DIVE

骨董品を高く売る方法 — 査定・売却チャネル完全比較

写真の準備ができたら次は売却チャネルの選択。オークション・専門店・ネット販売の手取り額比較と最適な使い分けを解説します。

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